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気になる調査隊【洗濯絵表示編】
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気になる調査隊【洗濯絵表示編】

2018年03月08日

みなさんはお家で洗濯する時に正しい洗濯方法をしていますか??
衣類によって洗い方が微妙に違ったりします。
その方法は衣類のタグに絵表示でかかれていますが、
実はこの絵表示は2016年12月1日から新しいものに変わっていることをご存知ですか?

変わった事をご存知の方も、見慣れない記号で「これどういう意味だっけ??」とわからなくなることも…

今回は「洗濯絵表示」について調べてみました。

 

洗濯絵表示って誰が決めているの??

洗濯絵表示は日本の「消費者庁」が作成を行い、日本の工業製品規格【JIS】によって明確に決められていました。

日本人が作った絵表示なので、日本の生活スタイルに合わせた私たちにはわかりやすいデザインでした。

しかし、この洗濯絵表示はあくまでも日本独自のもの。

海外では全く違ったデザインで国際規格【ISO】化されていました。

日本で流通する衣料品の多くが海外生産、または海外メーカーの商品が多いことから、

「洗濯絵表示のデザインを国際規格に合わせよう」という動きからデザインの変更がされました。

記号によっては見た感じ同じようなデザインの物もありますが、

中には全く形が変わってしまって何の意味かさっぱりわからない物もあります。

見た目もシンプルすぎるので慣れればわかるようになるかもしれませんが、まだまだ時間がかかりそう…

デザインの基本的な考え方は欧米の洗濯の仕方によるものが大きいので、

表示する内容も今までのJIS規格とは少し考え方も変わっています。

海外の家庭で洗濯する時は洗濯・乾燥がセットになっているのが一般的で、

絵表示に「乾燥機」についての内容が今回追加されています。

また、海外ではクリーニングに出すという意味は日本のそれとは大きく違ってきます。

日本では「家庭で洗えないもの」「大事なもの」「シミがついたもの」等を

クリーニング店に出すという方が大多数だと思いますが、海外では日常の洗濯物もクリーニング店に出したり、

コインランドリーに持って行ってそこにいるスタッフに預けてしまうというスタイルがあるそうです。

日本では馴染みがないですが、カフェと併設したコインランドリーもあり、

専属のコンシェルジェが常駐している店もあるとか。

東京にもそういうお店が出来始めているそうで、しばらくしたら皆さんのご近所にもできてくるかもしれませんね。

洗濯スタイルも違えば家庭用の洗濯機も日本の物と形が違います。

日本で洗濯機といえば昔からある縦型のイメージが強いですが、

欧米ではいわゆる「ドラム式」の洗濯機が主流で、乾燥機といっしょになっている物が一般的だそうです。

そういう経緯から、国際規格の洗濯絵表示は日本のデザインと違うのですね。

 

新しくなった絵表示をいきなり全部覚えるのは大変なので、

逆の発想で慣れるまでは「してはいけない」物だけを覚えると洗濯の失敗は避けられますのでオススメします。

2016年12月以前に発売されている商品には「旧絵表示」の取り付けが容認されているので、

まだまだ新旧混在して店頭に並んでいると思います。

詳しい絵表示の情報は「消費者庁」のホームページに載っていますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?